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製品詳細

圧力波式スートブロワ SPGr

メタンガスと圧縮空気の混合気体を点火することにより圧力波を生じさせ、ボイラ内の堆積物、灰を効果的に取り除きます。

『圧力波式スートブロワ』は、ボイラの外壁に取り付ける小型設計の製品。噴出ノズルを外壁またはマンホールに増設したノズルに差し込んで設置し、そこから超音速レベルの圧力波を放ちます。
これにより、ボイラ内のガス、内壁・配管表面に微細な振動をもたらし、表面の堆積物を効果的に取り除きます。

特徴

圧力波式スートブロワ 3つの特長

  • 高いクリーニング効果によりマニュアルクリーニングを低減

一般的に広く使用されているものとして、蒸気式スートブロワがあります。例えば過熱器管を蒸気式でクリーニングする場合、過熱器管の裏側に蒸気が届かず十分にクリーニングできないことがあります。また蒸気式の場合、蒸気噴射のインターバルが長いため、その間に付着した灰が固着してしまうということが起こります。

一方「圧力波式」のスートブロワは、ガスを爆発させることにより圧力波を生じさせる方式です。よって過熱器管の裏側にまで圧力波が行き渡り、高いクリーニング効果を発揮します。また短いインターバルで圧力波を発射できるため、灰が固着する前にクリーニングできるというメリットがあります。

  • 過熱器管の劣化を防ぎボイラの耐久性向上

蒸気式の場合はどうしても、吹き付けた蒸気が過熱器管を損耗させる(ドレインカット)ということが避けられません。したがってあまり頻繁に蒸気を噴射できないのですが、それが灰の固着を更に促す結果となってしまいます。

一方「圧力波式」の場合は、ドレインカットが起きないため過熱器管の損耗を極小化し、メンテナンスの手間軽減、引いては過熱器管の長寿命化にも繋がります。

  • 安定的な発電が可能

圧力波式であれば、蒸気噴射による蒸気量の変動や損失がまったく起きないので、安定的な蒸気供給と発電量の確保が可能となります。

用途例

『圧力波式スートブロワ SPGr』を導入していただいているのは、ごみ焼却炉や精錬所、石炭火力発電所など、ボイラをお持ちのお客様です。近年では、バイオマス発電所などにも導入が進んでいます。

【適用範囲】

  • 焼却炉(一般ごみ、産業廃棄物など)
  • バイオマスボイラ
  • 石炭焚き/重油焚きボイラ
  • 製鉄所/精錬所
  • 製紙工場