特徴
圧力波式スートブロワ 3つの特長
- 高いクリーニング効果によりマニュアルクリーニングを低減
一般的に広く使用されているものとして、蒸気式スートブロワがあります。例えば過熱器管を蒸気式でクリーニングする場合、過熱器管の裏側に蒸気が届かず十分にクリーニングできないことがあります。また蒸気式の場合、蒸気噴射のインターバルが長いため、その間に付着した灰が固着してしまうということが起こります。
一方「圧力波式」のスートブロワは、ガスを爆発させることにより圧力波を生じさせる方式です。よって過熱器管の裏側にまで圧力波が行き渡り、高いクリーニング効果を発揮します。また短いインターバルで圧力波を発射できるため、灰が固着する前にクリーニングできるというメリットがあります。
- 過熱器管の劣化を防ぎボイラの耐久性向上
蒸気式の場合はどうしても、吹き付けた蒸気が過熱器管を損耗させる(ドレインカット)ということが避けられません。したがってあまり頻繁に蒸気を噴射できないのですが、それが灰の固着を更に促す結果となってしまいます。
一方「圧力波式」の場合は、ドレインカットが起きないため過熱器管の損耗を極小化し、メンテナンスの手間軽減、引いては過熱器管の長寿命化にも繋がります。
- 安定的な発電が可能
圧力波式であれば、蒸気噴射による蒸気量の変動や損失がまったく起きないので、安定的な蒸気供給と発電量の確保が可能となります。